お耳を拝借

お耳を拝借

おっちょこちょいを極めた夫と、時々心が雨漏りする私と、生まれたばかりの娘と。

喧嘩(2020夏の陣)

産後、初めての育児でとにかく余裕がなくって。

今までは余裕があったから、夫氏の生活のフォローが苦じゃなく出来ていたんだけど。

「娘ちゃんのお世話」という最優先かつ最大のタスクが常に私の80%くらいを占めていて、残りの20%で自分の世話をしているから、夫氏のフォローが出来なくなった。

夫氏は何も変わっちゃいない、良くも悪くも。

だから、「今までやっていたこれこれのタスクはサービスを終了しました」なんて投げ出されちゃ、夫氏も夫氏で困るだろうな、とも思ったんだけど。

でも、無理!

私のキャパはオーバーして、ある日どかんと爆発した。


きっかけはささいな事だったけど、これ以上ここにいたら私が壊れる!と思って、実家に避難した。

1週間くらい避難して、ゆっくりゆっくり考えて、見えてきた3つの不満。


①共感性と想像力のなさ

「自分がこれをされても嫌じゃないから、相手にしても嫌じゃないだろう(やって良いだろう)」思考で、噛み合わないことがある。

私は嫌なの、だから主語をあなたじゃなくて私にして。

想像力がないことは、共感することの困難に通じている気がする。

相手の気持ちを、上手く想像できないんだ。

例えば、夫氏の仕事が繁忙期だったから、娘ちゃんを連れて実家に帰ったのに、戻ってきて一番の言葉が「実家でゆっくりできた?」だったとか。

そういうの。

その想像力のなさから、服を自分で選べない。

センスの問題じゃなくて、気温やTPOに合わせられない。

真冬に半袖、台風の日に白いパンツ、畑に行くのに半袖サンダル。

今は全ての私服を私がフォローしてる。

自分で服を選んで、自分で買えるようになって欲しい。


②不注意

ゴミ捨てに行って家の鍵を捨ててきたことがある。

車のミラーは、不注意から1年で左右両方吹っ飛ばした。

物を壊すのはしょっちゅうで、けがもよくする。

いつの間にか私は、夫氏がやりそうな不注意を予測できるようになってきて、先回りして言っている。

缶詰を開けるときには「手を切らないように、ふちを触っちゃダメだよ。」とか。

挙げたらきりがないけど、そういう小さいこと一つ一つ、しんどいなあって。

娘の他に、もうひとり子どもがいるみたいなの。


③自分と私の境界線が薄い

これよ、これ。

夫氏、「自分」のエリアが広くって、私も「自分」なの。

私の物を自分の物として使うのもだけど、私がやったこともいつの間にか"2人でやったこと"になってる。

甘えてるのよ、なんて人は言うけど。

多分、そうじゃない。

難しいよね、こういうの。


一度家に戻って、夫氏と私、義母と実母で話し合いした。

ゆっくり話して、夫氏には伝わったと思う。

その場にいた義母には伝わらなかったけど、別に良い。

少しずつ、上手くやっていけますように。

そう思って、また生活を始めたんだけど…